浪人時代2

人によってイエスキリストを信じる過程は様々です。僕は辛く悲しい時期の中でイエス様を信じました(そうでなければ、僕は信じなかったかもしれないなと後々思いました)。
高校の頃から僕の家庭には様々な問題が生じてきました(中学の頃から家に多額の借金の問題が生じましたが・・・)。浪人時代には家庭の崩壊と言うのを体験しました。詳しくは述べられませんが、僕は泣かない週はなかったと思います。何とか家族を元に戻したいそんな思いで生きていました。大学に進学したら、福島を離れることになっていましたので必死でした。僕は正直成績もよくありませんでした。高校も一度落ちているし、大学に受かると言うのが信じられませんでした(卒業式の日、担任にお前が一番心配だ、といわれたことは今でも覚えています、確かにそうだなと僕も思いましたが・・・、だんだん笑えなくなってきました・・・)。親からは金銭的面から考えても、地元の専門学校に行くようにとの進めもありました。
しかも、その頃僕には友達がほとんどいなかったのです(何人かはいました)。一番仲のよい友達がいましたが、些細なことで彼と高校3年の時にけんかをしました。その時彼は僕の周りの友達をほとんど僕から引き離したのです。彼は大変な人気者でした。
まさかと思うような出来事でした。予備校は高校とは違い知っている人は一人しかおらず(高校のクラスメイトです)、人とほとんど話しませんでした。僕は工業科系の私立高校の唯一の普通化科生、周りの人は市内の県立高校出身の人ばかりでしたので、そんななか、僕は毎日行く道も帰る道も人と話すことがない予備校生活を送っていました。いじめられているわけではありませんが、いじめられている人の心を知ったような気がしました。話す人はほとんど祖母であったと思います。
いつしか僕の心には『神様って本当にいるのだろうか』という疑問を絶えずもつようになっていったのです。